Download ブルジョワ――歴史と文学のあいだ ePub/PDF/Kindle books

「世界文学」の旗手として、またデジタル・ヒューマニティーズの創案者として名を馳せた
著者が、〈歴史〉に挑戦する。選んだ主題は、「ブルジョワ」。かつてはマルクス主義批評
だけでなく広く社会分析において不可欠であった、この死滅していた概念を、著者は
見事に甦らせる。

ロビンソン・クルーソーの孤島での労働、フェルメール絵画の時空間、ゲーテにおける
複式簿記、オースティンの自由間接話法、ヴィクトリア時代の形容詞の用法、ドストエフ
スキー『罪と罰』における金銭――イギリス、フランス、ドイツから、スペイン、シチリア、
ポーランド、ロシアまで、18世紀と19世紀の多種多様な小説、詩、絵画から引き出した
主題を、モレッティは、大胆に、かつ精密に分析する。また、アウエルバッハ、ウェーバー、
ルカーチなどの文学批評や社会思想のテクストも縦横無尽に引用する。そしてその華麗な
博覧強記のページを横切るブルジョワという亡霊は、色彩ゆたかな生気を放つようになる。
しかし、その行方は?

誰もが知っている文学作品を素材として、独自の歴史記述を編み出す著者は、人文学の
危機の時代にあって、新たな人文学のかたちを提示する。
「文学批評の偶像破壊者」(ジョン・サザーランド)と称されたモレッティが、社会科学の
方法論との融合を目指して打ち立てた、新時代の文学研究と歴史研究の理想型。



Warning: json_decode() expects parameter 1 to be string, array given in /home/public_multi/libs/single-lib.php on line 305

Warning: implode(): Invalid arguments passed in /home/public_multi/main/themes/mix/aa177.php on line 40